【DM】環境上裁定 ⑤ 誤解されがちな裁定

環境上裁定 ⑤ 誤解されがちな裁定

前→ 【DM】環境上裁定 ④ 《終末の時計 ザ・クロック》
さて8月のCSラッシュも終わり、いよいよ公式店舗予選へと近づいてきました。

ここで1つ、現環境(やら少し前の環境やら)のカードでよくみるカードの裁定を確認していきましょう。

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Q.《偽りの名 ドレッド・ブラッド》の効果でターンの初めに2体自分のクリーチャーを破壊しバトルゾーンに出しました。この時《偽りの名 ドレッド・ブラッド》は召喚酔いしていますか?

A.はい、してます。


これは、召喚酔いというDMの基本ルールについての裁定となります。
召喚酔いは同一ターン内のG・リンク、覚醒、進化などを除き
「ターンの初めに存在しなかったクリーチャーはそのターン攻撃できない」というルールになります。

今回の《偽りの名 ドレッド・ブラッド》はターンの初めにバトルゾーンに出すというテキストになりますので
ターンの初めを迎えた時点では墓地にいます。つまり効果でバトルゾーンに出しても召喚酔いなんですね。

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同様に《天下統一シャチホコ・カイザー》がいる状態で《激天下!シャチホコ・カイザー》の効果でターンの初めにだしたサイキックも召喚酔いの扱いとなりますのであしからず。

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さて、このターンの初めというタイミング。
厳密に言うとバトルゾーンやマナゾーンのアンタップするタイミングより前になります。

ですから、相手の場に《勝利のリュウセイ・カイザー》がいて自分のターンの初めに《魂の大番長「四つ牙」》の効果でブーストしたとしてもそのカードがタップして置かれたあとアンタップタイミングが訪れてアンタップができます。
また、同様に相手の場に《永遠のリュウセイ・カイザー》がいる状態で今回のケースと同様のタイミングで《偽りの名 ドレッド・ブラッド》をバトルゾーンにだしたとしても、バトルゾーンに出るときにはタップされて出るものの、その後すぐにアンタップすることができます。



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Q.《デビル・ドレーン》を唱えて全てのシールドを手札に加えます。
この時、《予言者プロキオン》と光のカードが加えようとしているカードの中にあります。
シールドから手札に加えられる光のカードを《予言者プロキオン》のS・バックで捨て、《予言者プロキオン》を場に出すことはできますか?

A.できます。


複数シールドからカードが移動する際の裁定において、シールドから移動したカードは、全てシールドと手札の間にある呪文の処理上生まれるゾーンに移動します。
この時、手札に加わるのはシールドの全てのカードですので順番に手札に加えることになるので、一緒に手札に加わるシールドのカードを対象にS・バックは使用できます。
昨今のヒラメキスネークでもよく使われるカードですので覚えておきたいですね。

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《憎悪と怒りの獄門》により複数のシールドから《天真妖精オチャッピィ》と自然のカードがある場合も同様の処理ができます。
Mロマ全盛期などの時は、よくミラーでこのプレイが使用されました。



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Q.相手が《偽りの王 ヴィルヘルム》を出したとき、自分のマナゾーンには水のマナが2枚、《疾封怒闘 キューブリック》が1枚あります。
この時、相手が《偽りの王 ヴィルヘルム》《疾封怒闘 キューブリック》を墓地におきました。
この時《疾封怒闘 キューブリック》を使うことはできますか?

A.いいえ、できません。



《疾封怒闘 キューブリック》のテキストが「どこからでも墓地に置かれたとき」というテキストであり、
これは墓地に置かれたその瞬間にトリガーする効果だからです。

《疾封怒闘 キューブリック》が墓地に置かれたときに、参照する自分のマナには水マナが2枚しかないのでこの時《疾封怒闘 キューブリック》でバウンスすることはできません。

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ちなみに《巨人の覚醒者 セツダン》の効果
■相手の呪文またはバトルゾーンにある相手のクリーチャーの能力によって、自分のサイキック・クリーチャーが手札に戻される時、手札に戻されるかわりにバトルゾーンにとどまる。
はあくまでバトルゾーンにあるクリーチャーの能力にしか対応していません。
よって《疾封怒闘 キューブリック》の効果でバウンスすることができます。
理由は前述のとおりです。墓地で発動していることに注意したいですね。


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Q.《電磁王機ピッコリ・コイルンガー》の攻撃時の効果でドローした《合身秘伝メカ・マシーン》を使うことはできますか?また、ドローした《奇術ロボ ジェントルマン》の効果は使用できますか?

A.《合身秘伝メカ・マシーン》は使用できません。《奇術ロボ ジェントルマン》はブロックされなければ使うことができます。



これは、アタック・チャンス、バイオ・K能力の発動タイミングの違いについてです。

アタック・チャンスは「特定の種族(クリーチャー)が攻撃する時」
バイオ・Kは「特定の種族がブロックされなかった時」
です。
前者は相手のニンジャ・ストライクより前のタイミングであり、アタック・トリガーと同じタイミングです。
後者は相手のニンジャ。ストライクやブロックの確認のあと、シールド・ブレイクの前のタイミングになります。

この時気をつけて欲しいのが、どちらのカードも、そのタイミングで手札になけれ能力の使用が出来ない。という点です。

例えば
《電磁王機ピッコリ・コイルンガー》の攻撃で《合身秘伝メカ・マシーン》を引いたとしても、既に「アタックする時」というタイミングは過ぎています。
この時もともと手札にあった《合身秘伝メカ・マシーン》を使用することもできません。

《合身秘伝メカ・マシーン》を唱えたい場合は必ず《電磁王機ピッコリ・コイルンガー》の攻撃宣言時に手札から相手にわかるように表向きにしましょう。これで、アタック・チャンスの宣言ができたことになります。
呪文の処理中は処理上存在するゾーンにあることになりますので
この場合は《合身秘伝メカ・マシーン》の効果、《電磁王機ピッコリ・コイルンガー》の効果で好きな順序で処理ができます。
しかし、表向きにしてしまったら、もう発動することが決定しているので《電磁王機ピッコリ・コイルンガー》の効果でドローしたあと《合身秘伝メカ・マシーン》を唱えたくなくとも唱えなければなりません。あしからず。

このような処理の後、相手プレイヤーがブロックしないことを宣言すれば《奇術ロボ ジェントルマン》のバイオ・Kが使用できる、ということになります。






さて、いかがでしたか。
自分の使っているカードでもいざ試合数を重ねると思わぬ状況に出くわしかねません。
例のごとく今回載せた裁定は投稿日現在を元にしています。今後変更の可能性もありうりますがその都度更新してく予定です。
また、環境上というのは特にCSの結果やvault大会の結果を元にしています。そこんとこはまあ人によりけりな面もあるので特に深く考察していません。私的に多くみるカードと関連付けて裁定の確認をしています。あしからず。
裁定でこんなんどーやって処理すんのってことがありましたら気兼ねなくコメントか
僕のTwitterの方で質問してくれれば時間のある時にでも答えときますので。


そんなことで
【DM】環境上裁定 ① 《暴走龍 5000GT》
【DM】環境上裁定 ② 《デュエマの鬼!キクチ師範代》

【DM】環境上裁定 ③ 《聖霊左神ジャスティス》

【DM】環境上裁定 ④ 《終末の時計 ザ・クロック》
そして当記事 【DM】環境上裁定 ⑤ 誤解されがちな裁定 でした。


最後に今回の連記事を書いた経緯についてです。

過去記事でも書いたように実際のどんなTCGでもプレイをしていれば処理がわからなくなったりミスしてしまう部分があります。それはしょうがないことです。
しかしながら最低限自分の使うカードの周辺裁定を覚えるのはプレイヤーとしてのマナーとも言えるのではないでしょうか。
そんな思いを込め、今回の連記事作成に至った次第です。
また、裁定を丸暗記するのではなく、なぜそうなるのか、ということに着目して考えて欲しいと思います。
実際考えてみれば数学の公式や英国の文法を覚えるよりかは自分の興味ある分野なんですからもっと簡単に覚えられるのではないのでしょうか。
この能力がトリガー能力で、とか、呪文は即時解決だから、とか、そんなことを覚えているだけでほとんどDMのルールについてが理解できると私は考えます。

私がvaultのFAQに補足、例を多用して投稿しているのもその為だったりするんですが。(見づらいけどね


なにはともあれ、今回の裁定記事についてはこれで一旦区切らせていただきます。
最後まで読んでくれた方、大変ありがとうございました。
どうぞまたお越し下さい。


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No title

コイルンガーなんだけどさ。

例えばSTだと、呪文の場合は効果解決までがSTの処理じゃん。
そこから考えると、アタックトリガーで呪文表向きにする→コイルンガーのアタックトリガーの処理→呪文の処理ってできるのはよくわかんないよね。

表向きにする=唱える(?)ってことなら、コイルンガーのテキストの前に呪文処理じゃないんかみたいな疑問があるんだよ。

どうなのそこらへん。

Re: No title

> コイルンガーなんだけどさ。
>
> 例えばSTだと、呪文の場合は効果解決までがSTの処理じゃん。
> そこから考えると、アタックトリガーで呪文表向きにする→コイルンガーのアタックトリガーの処理→呪文の処理ってできるのはよくわかんないよね。
>
> 表向きにする=唱える(?)ってことなら、コイルンガーのテキストの前に呪文処理じゃないんかみたいな疑問があるんだよ。
>
> どうなのそこらへん。



とりあえず上げといたvaultのFAQを確認くださいー

えっととりあえず以前も聞いたんですが
アタックチャンスで表向きにする=呪文の処理ではないです。

ですが、やっぱり攻撃する同じタイミングである以上
先にアタックトリガーを処理したあと
もともと手札にあるアタックチャンスを使えないのも変な話ですね。

アタックチャンスはこの便宜上作られる宣言という手順を踏まないと唱えられない、と解釈をしたほうが良さそうです。

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